2024.7.12開催『暇と退屈の倫理学』
暇と退屈に焦点を当てて人間はどう生きるべきを、いろんな哲学者の考えを引用し、こういう考え方があるんじゃないかと考えさせる1冊でした。今までほとんど哲学書を読んでこなかった私にはすらっと読めるものではなかったですが、「人間は退屈に耐えられないから気晴らしをもとめる」「やるべき仕事がないと、人は何もない状態、むなしい状態に放って置かれることになる。そして、何もすることがない状態に人間は耐えられない。だから仕事を探すのである」など著者が導き出そうとする答えの数々は、私に働き方と余暇の過ごし方を考える1つの切り口になり、なるほどと思う点が随所にありました。
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